■「有害」規制法案・条例の状況

 

長崎県少年保護育成条例


<H18-1>

1.長崎県は2006年9月12日(火)に長崎県少年保護育成審議会を開催する。会議では「家庭用ゲームソフトの有害図書類としての取り扱いについて」の報告や「インターネット関係について」の協議などが予定されている。詳しい開催案内は次のファイルを参照。

▼「長崎県少年保護育成審議会の開催について」

http://www.pref.nagasaki.jp/koho/hodo/upfile/20060906181557.pdf

※PDFファイル(129KB)

 

2.長崎県は2006年2月24日にゲームソフト1本を個別指定。5月25日には「特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構」(CERO)が「Z(18才以上のみ対象)」としたゲームソフトを「有害図書類」にすると発表している。

 

3.近隣の佐賀県では、フィルタリングソフトの活用などを青少年条例に規定する準備を進めている。こうした規定は東京都や大阪府などでは既に導入されており、長崎県も同様の規定を設けることを検討しているのかもしれない。(2006/9/12 07:40)

 

<H18-2>

1.『長崎新聞』2006年9月13日付25面に掲載された「接続制限で青少年保護 フィルター機能導入答申へ 県少年育成審が保護者、業者に 条例改正も視野」という記事によると、県少年保護育成審議会は12日、フィルタリング機能を導入するよう保護者や業者に文書で働き掛けることを申し合わせたという。また、ネットカフェなどに少年の深夜立入禁止、フィルタリングソフトの導入促進などを求めるという。県側はこれらの措置を県少年保護育成条例による努力義務にしたい考えだという。

 

2.長崎県は2006年9月12日の長崎県少年保護育成審議会で「家庭用ゲームソフトの有害図書類としての取り扱いについて」報告すると発表している。長崎県では、審議会が個別指定を見送ったゲームソフトがその後の団体指定により「有害図書類」とみなされているが、1の記事にゲームソフトに関することは書かれていない。審議会の存在意義に係るこの問題について、県側は何か説明したのだろうか。審議会委員による質問はあったのだろうか。(2006/11/10 07:40)

 

<H18-3>

 県少年保護育成条例の見直しを検討している長崎県は2007年1月16日、平成18年度第2回長崎県少年保護育成審議会の開催について発表した。第2回審議会では「インターネット環境とフィルタリングについて」と題する講演や「県少年保護育成条例の改正」などの協議が予定されている。日時は2007年1月19日(金)の13時30分から15時30分。会場はセントヒル長崎3階「紫陽花」(長崎市筑後町4-10)。(2007/1/23 07:20)

 

【関連リンク】

残虐な場面を含むゲームソフトの「有害」指定にかかわる主な動き


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