■「有害」規制法案・条例の状況
<H18-1>
「あおもり県民政策提案実施要綱に係る年間実施予定案件について」によると、青森県は平成17年度中に「青森県青少年健全育成条例の一部を改正する条例案」について意見を募集するという。改定案には、「古物買い受け規定」などが盛り込まれるという。(2005/6/2 07:30)
▼「あおもり県民政策提案(パブリック・コメント)の制度」
http://www.pref.aomori.jp/iken/index.htm
<H18-2>
青森県は2006年2月6日の県青少年問題協議会において、「青森県青少年健全育成条例」の見直しを協議すると発表している。開催案内や県青少年問題協議会の概要、委員名簿などは次のページで確認することができる。(2006/2/9 07:40)
▼「平成17年度青森県青少年問題協議会の開催について」
http://www5.pref.aomori.lg.jp/seishonen/19082/cpub.html
▼「青森県青少年問題協議会の概要及び委員名簿」
http://www5.pref.aomori.lg.jp/seishonen/1190/cpub.html
<H18-3>
1.『東奥日報』2006年2月7日付20面に掲載された「ネット情報、古物商への物品売却に規定 深夜外出罰則強化も 県青少年条例年内改正へ」という記事によると、青森県は6日、県青少年問題協議会で青少年条例の見直しについて説明したという。青少年のインターネット利用に関する努力義務、保護者の同意を得ない古物の買い受け行為の禁止、深夜外出制限への罰則の付与――の3項目について検討するという。
2.青少年のインターネット利用については、近隣の北海道や岩手県でも努力義務の設定が検討されている。また、「有害」規制監視隊が2006年1月までに確認できた範囲では、東京都、大阪府など18都府県が青少年条例でインターネットの利用に関する努力義務を規定している。青少年条例におけるインターネット関連規定は次のページを参照。(2006/3/16 06:45)
▼インターネット関連規定
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/data/jyourei/ichiran/internet.htm
<H18-4>
1.青森県は「青森県青少年健全育成条例改正案の骨子」への意見を募集している。公表された資料によると、深夜営業店の増加や情報通信機器の普及など、急激な社会環境の変化に対応するため、(1)「個室カラオケ営業所への立入規制」、(2)「古物の買い受け等に関する規制」、(3)「深夜の連れ出し行為等の規制」、(4)「インターネット上の有害情報からの青少年の保護」について検討中だという。個室カラオケ営業所と深夜連れ出し等の規制は、現行の自主規制を改め、新たに罰則を課す考えだという。募集期間は平成18年8月2日(水)~平成18年9月1日(金)。公表資料や提出方法などは次のページで確認することができる。
▼「青少年健全育成条例改正案の骨子についての意見募集」
http://www5.pref.aomori.lg.jp/seishonen/23811/cpub.html
(2006/8/7 07:00)
2.「あおもり県民政策提案実施要綱に係る年間実施予定案件について」という資料では、「青森県青少年健全育成条例の一部を改正する条例案」の制定等予定年月日が「平成18年10月」となっている。この通りになるとすれば、条例案は2006年9月22日開会(予定)の平成18年9月定例会に提出されるものと思われる。(2006/8/7 07:15)
<H18-5>
1.青森県は2006年9月22日に開会した9月定例会に「青森県青少年健全育成条例の一部を改正する条例案」を提出した。条例案は10月10日に可決される見通し。
2.『東奥日報』2006年9月16日付25面に掲載された「18歳未満の深夜カラオケ入店規制 『違反業者罰則強化を』 県青少年健全育成審 条例改正案へ意見」という記事によると、15日に開かれた青森県青少年健全育成審議会では、「県青少年健全育成条例改正案」について意見が交わされたという。委員からは親への罰則を求める意見や、深夜入店規制を拡大すべきだという提言があったという。
3.青森県が2006年8月1日に公表した「青森県青少年健全育成条例改正案の骨子」では、カラオケボックスへの深夜入店を規制する案が示されていた。なお、骨子に対する意見募集の結果は2006年9月27日に公表されている。
▼「「青森県青少年健全育成条例改正案の骨子」についての意見募集結果」
http://www5.pref.aomori.lg.jp/seishonen/25122/cpub.html
(2006/10/2 07:40)
<H18-6>
青森県は県青少年健全育成条例の概要を解説したリーフレットを県ホームページに掲載している。青森県では平成18年9月定例会でカラオケボックスへの深夜入店規制や青少年のインターネット利用に関する努力義務などを規定した「青森県青少年健全育成条例の一部を改正する条例」が可決され、2007年10月16日に公布されている。同条例は一部を除き、2007年4月1日から施行されている。
▼「青森県青少年健全育成条例の改正について」
http://www.pref.aomori.lg.jp/seishonen/jorei/jorei_index.html
(2007/5/15 07:40)
【関連リンク】
・青少年条例と古物営業法による買取り規制の主な動き ―規制を求める出版業界―