テレビゲームソフトの指定状況等一覧

最終更新:2013年3月27日

<1>個別指定

都道府県

告示の日

ゲームソフトの名称

神奈川県 2005年6月7日 グランド・セフト・オートⅢ
埼玉県 2005年9月16日 グランド・セフト・オートⅢ
千葉県 2005年12月13日 グランド・セフト・オートⅢ
京都府 2005年12月20日 グランド・セフト・オートⅢ
グランド・セフト・オート・バイスシティ
長崎県 2006年2月24日 グランド・セフト・オートⅢ
福岡県 2006年3月3日 グランド・セフト・オートⅢ
グランド・セフト・オート・バイスシティ
茨城県 2006年3月6日 グランド・セフト・オートⅢ
香川県 2006年8月8日 グランド・セフト・オートⅢ
滋賀県 2007年3月9日 グランド・セフト・オートⅢ
グランド・セフト・オート・バイスシティ
グランド・セフト・オート・サンアンドレアス
大阪府 2007年9月5日 グランド・セフト・オートⅢ
グランド・セフト・オート・バイスシティ
グランド・セフト・オート・サンアンドレアス
大分県 2008年8月1日 グランド・セフト・オートⅢ
グランド・セフト・オート・バイスシティ
グランド・セフト・オート・サンアンドレアス

 

<参考-1>新旧レーティング

 テレビゲームソフトについては、「特定非営利活動法人コンピュータエンターテイメントレーティング機構」(CERO)がソフトの格付け(レーティング)を行っている。個別指定されたゲームソフトのレーティングは次のとおり。

ゲームソフトの名称

旧レーティング 新レーティング(2006年5月31日~)
グランド・セフト・オートⅢ 18才以上対象 Z(18才以上のみ対象)
グランド・セフト・オート・バイスシティ 18才以上対象 Z(18才以上のみ対象)
グランド・セフト・オート・サンアンドレアス

Z(18才以上のみ対象)

※「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」は2007年1月25日に発売された。

 

<参考-2>パソコン用ゲームソフト(性的内容を除く)

 粗暴性や残虐性を著しく助長するとしてパソコン用ゲームソフトも個別指定されている。指定されたゲームソフトは次のとおり。

都道府県

告示の日

パソコン用ゲームソフトの名称

大阪府 2007年9月5日 POSTAL2(ポスタル2)コンプリートパック
POSTAL2(ポスタル2)ロシアより愛を込めて
     

 

<参考-3>輸入ゲームソフト

 国内に輸入された海外版ゲームソフトも個別指定されている。指定されたゲームソフトは次のとおり。

都道府県

告示の日

ゲームソフトの名称

大阪府 2008年6月6日 グランド・セフト・オートⅣ
     

※大阪府は発表資料で「並行輸入により販売される際には、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)のレーティング審査を受けない。そのため各販売店において販売規制が行われない」と指定の必要性を説明している。「グランド・セフト・オートⅣ」はアメリカ製で海外では2008年4月29日に発売されていた。なお、日本語版「グランド・セフト・オートⅣ」は2008年10月30日に発売されている。CEROによるレーティングは「Z(18才以上のみ対象)」。大阪府は2007年12月にCEROを団体指定していることから、日本語版は自動的に「有害図書類」となる。


<2>団体指定

都道府県

告示の日

指定団体の名称

表示方法

愛知県 2006年4月25日 特定非営利活動法人 コンピュータエンターテイメントレーティング機構(CERO) Z(18才以上のみ対象)
長崎県 2006年5月25日(記者発表の日)

三重県 2006年6月30日

岡山県 2006年7月1日

香川県 2007年3月20日

秋田県 2007年4月10日

島根県 2007年5月11日

福島県 2007年8月10日

栃木県 2007年9月4日

宮崎県 2007年9月27日

大阪府 2007年12月17日

兵庫県 2008年3月14日

〃※

鳥取県 2009年3月31日

京都府 2009年5月22日

高知県 2009年11月24日

山形県 2011年10月14日

       
       
       

※CEROによる「Z(18才以上のみ対象)」区分の範囲と県条例の「有害図書類」の範囲を整合させるため、CEROの審査基準のうち、青少年愛護条例第9条第1項第2号から第5号の規定に該当するものに限定して団体指定を適用。

 

<参考-4>表示図書類制度

準備中

 

<参考-5>団体表示図書類制度

都道府県

告示の日>

指定団体の名称>

表示方法

神奈川県 2008年7月25日 特定非営利活動法人 コンピュータエンターテイメントレーティング機構(CERO) Z(18才以上のみ対象)

<3>自主規制

 東京都は2005年、メーカー、販売店、業界団体、行政でつくる「テレビゲームと子どもに関する協議会」を設置し、レーティング制度の見直しなどを提案した。協議会は2006年にテレビゲームの販売自主規制について、以下のような合意事項を取りまとめた。

テレビゲームと子どもに関する協議会合意事項

1 レーティングの変更
  CEROは、平成18年3月1日審査分からレーティングの基準を見直し、「Z:18才以上のみ対象(以下、「Zソフト」という。)」の区分を設ける。
2 18歳未満販売禁止の意思表示
  CESAは、下記事項を実施する。
(1) Zソフトを18歳未満販売禁止として取り扱う。
(2) 販売店に対し、Zソフトについて区分陳列、購入者の年齢確認、青少年への販売禁止の徹底を要請する。
3 ソフトメーカー
  ソフトメーカーはZソフトに18歳未満販売禁止の旨の表示を行う。
4 再審査の実施
  CESAは、現行レーティングにより「18才以上対象」とされているソフトの再審査を依頼し、再審査によりZとレーティングされたソフトについては、上記Zソフトと同様の取扱いをする。
5 販売店の責務
  5月31日以降、販売店は、Zソフトを区分陳列し、販売時の年齢確認を行い、青少年への販売をしない。
6 普及啓発
  CESA、CERO、販売店及び東京都は、新年齢別レーティング制度について、広く都民に対して普及啓発を行う。
7 検証
  合意事項が適正に運用されていることを確認するため、協議会参加者は一体となって検証を行う。

 これ以外にも、日本テレビゲーム商業組合は「18歳以上対象ゲームソフトの販売ガイドライン」(2007年6月1日施行)、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は「「18才以上のみ対象」家庭用ゲームソフトの広告等ガイドライン」(2008年4月1日施行)を定め、「Z(18才以上のみ対象)」区分の販売方法や宣伝方法を自主規制している。

 

<参考-6>実態調査

 CESAは新レーティング制度(2006年5月31日~)に伴う販売自主規制の実態調査を実施している。主な調査結果は次の通り。

 

公表日

調査対象 店舗 「Z」区分 取扱店 「Z」区分の 区分陳列率 「Z」区分の 年齢確認率
第1次実態調査 2006年6月28日

681

85.3%

95.1%

第2次実態調査 2007年2月22日

1085

1075

94.4%

98.7%

第3次実態調査 2008年8月26日

1084

1074

95.7%

99.0%

第4次実態調査 2010年3月19日

1501

1495

98.5%

99.6%

           

【関連リンク】

・「安心してゲームを楽しむための『年齢別レーティング制度』」(『Nintendo Online Magazine』2009年9月号)

 https://www.nintendo.co.jp/nom/0909/index.html

 

特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)

 

社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

 

残虐な場面を含むゲームソフトの「有害」指定にかかわる主な動き


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